K署刑事課長として勤務中のことだった。
K署刑事課には,厳しいI係長がいて,部下に恐れられていた。
この係長食べ物には結構うるさい。
昼は,Boo達が出前の弁当を食べていても,「弁当はまずい」と,いつも,なにか買ってきて食べていた。
一時は鍋焼きうどんにはまっていた。
昼休みになると,鍋焼きうどんを煮て卵を落として食べるのを楽しみにしていた。(けっこうマメである(^_^;))
ある日,I巡査が「ちょっと昼食買いに行ってきます」と出かけようとすると呼び止め「じゃあ,俺にも買ってきてくれ,鍋焼きうどんだぞ」と頼んだ。
しばらくしてI巡査が買い物をして帰ってきた。
しかし・・・・・・
このI巡査,何を勘違いしたのか係長に買ってきたものは
焼きうどんとキムチ鍋
だった(--;)
I係長が激怒したのは言うまでもない。(^_^;)
ばか,鍋焼きうどんだって言ったろうが(`´メ)
と,興奮冷めやらない。
しかし,そこで,いつも物静かなK巡査が口を開いた。
べつに,いいんじゃないですか?
キムチ鍋と焼きうどん,合わせて鍋焼きうどん
それまで,状況を静観していた他の刑事達も大笑いし,刑事課内は爆笑の渦となった(^^
さすがに,I係長も大笑い,I巡査はことなきを得た(^_^;)
翌日は,I係長,自分で買い物に行った・・もちろん,その日は鍋やきうどんだった・・・・
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