アメリカ旅行記８

　まだ，飛行機の準備は出来ていなかった。

　しょうがないから，空港内をウロウロと見物した。

　免税店をブラブラしていて，日本人のおばちゃん店員と仲良くなった。

　　　　あんた，運が悪いねぇ
　　　　こんなこと，１年に一度あるかないかだよ

と，励まされた？？

　なんだかんだと，ゲートに行くこと８回(;ﾟﾟ)

　つまり，デトロイト空港に１人で８時間もブラブラしていたのだ(--;)

　おかげで，デトロイト空港は隅々まで見物した(^_^;)

　８回目にしてようやく変わりの飛行機の準備が出来，やっとの思いで帰国した。

　しかし・・・

　成田に着いたのが午後９時過ぎ（｀´ﾒ）

　新潟に帰る電車はない。

　しょうがないから，上野駅近くのビジネスホテルに宿泊。

　夕食は，近くの居酒屋で真っ先に牛タンを食べた。

　久しぶりの日本食だった(^^

　翌日，朝一番で新幹線に飛び乗りなんとか出勤した。

　途中，新幹線から外の景色を見て

　　　日本て狭くて家が小さいなぁ・・・

としみじみ思った。

　その後，３ヶ月して娘が一時帰国した。

　結局，アメリカ国内ではF1ビザがもらえず，観光ビザで在留していたのだ。

　観光ビザは３ヶ月しか滞在できないから，一旦帰国させ，一週間ほどしてまたアメリカに行かせた。

　ところが，入国審査で，学校の教科書とかが見つかって，向こうの入管に捕まってしまった(;ﾟﾟ)

　普通であれば，もちろん強制送還され，数年はアメリカに入国できない(--;)

　しかし，弟が事情を説明し，学校側が手続きを勘違いしたことでF1ビザがとれなかったことを判ってもらえた。

　そして，条件付きで入国が許可された。

　条件というのは，「留学期間が終わるまで一切出国しないこと」つまり，学校の学期がおわる翌年７月までアメリカから出てはいけないという条件だった。

　元々，途中で帰国させるつもりはなかったから，こっちにとっては願ったりかなったりである。

　アメリカはおおらかな，いい国だ(^^

　弟は，アメリカに８年滞在して帰国，２年後スペインへ転勤，今はスロバキアにいる。

　自分の弟ながら，世界を股に掛けていると思うとすごいわ。

　知らないうちにスペイン語もペラペラになっていたが，さすがにスロバキア語はちんぷんかんぷんで悪戦苦闘しているらしい・・・・



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アメリカ旅行記７

　帰りは，ピッツバーグからデトロイト経由で成田へ戻る予定だった。

　早朝，弟からピッツバーグ空港まで送ってもらった。

　しかし，例によってボーディングタイムになってもゲートが開かない。

　インフォメーションで訪ねると，１５分位遅れるとのこと。

　デトロイト空港では１時間の余裕があるから大丈夫だと思っていた。

　Booが

　　　　１５分くらい遅れるらしい

と弟に言うと，弟は青ざめた・・・

　　　　なにぃ，デトロイトの乗り換えに遅れるじゃない

と焦っている。

　　　　１時間あるから，余裕だって

と言ったが，弟は

　　　　「１秒」と言って２０分待たせる国だぞ
　　　　１５分なんて言ったら１時間おくれるかも

だって。

　確かに・・・・

　そう思うと，Booも焦ってきた(--;)

　結局，飛行機は５０分遅れだった。

　つまり，デトロイト空港では１０分しか時間がない。(;ﾟﾟ)

　デトロイト空港に到着後，またまた，空港を全力疾走した。

　　　　なんで，デトロイト空港は走らないと行けないんだ

と，ブツブツ思いながら，出発５分前にぎりぎりゲートに到着(^_^;)

　ボーディングチケットをもらおうとしたが，女性の係員が深刻な顔して英語でペラペラと・・・・

　何か，Booのチケットにケチをつけているような感じだった。

　BooがI　can　not　speak　Englishと言うと，Are　you　Chineseだって（｀´ﾒ）

　No　I　am　Japaneseというと，女性が奥に引っ込んでしまった(;ﾟﾟ)

　　　　いったいなんなんだ

　そう思って待っていると，女性が男性を連れて再び現れた。

　男性が

　　　　ドウカ　ナサイマシタカ～

と日本語で話しかけてきた。

　　　　この飛行機のボーディングチケット下さい

というと，Booのチケットを見て

　　　　Oh　コノセキハアリマセン

　ええぇ・・・

　　　　なんで？，ちゃんと一昨日電話で予約確認してありますけど

と言ったら

　　　　ソウデハナク　コノヒコウキガ　ナクナリマシタ
　　　　コショウデ　トベマセン

だって(;ﾟﾟ)

　　　　え～っ

　　　　じゃあどうやって日本に帰ればいいの？

と言うと

　　　　ダイジョウブ　カワリノヒコウキジュンビシテマス
　　　　ホウソウデ　アンナイシマス
　　　　アナウンスヲキイテイレバダイジョウブ

だって(--;)

　　　　英語のアナウンスなんて判りませんよ

と言ったら

　　　　ソレデハ　１ジカンゴトニ　コノゲートニ　キテクダサイ

と言われた。

　まあ，それなら，英語がわからなくてもいいや。

　そう思って，とりあえず安心した。

　遅れることを，日本に知らせないと行けないが，電話のかけ方がわからない。

　とりあえず，弟の家に電話して，弟から日本に連絡してもらおうと公衆電話のところへ行った。

　電話口で，相手からQuarterを１７枚入れろと言われたが，そんなにコインは持っていない。

　カードを使おうとしたがBooのVISAカードが使えない。

　方々探したが，masterカードはやたらとあるのにVISAが使えるところがない（｀´ﾒ）

　困ったなあ，と思って更に探すと，あった。

　FAXｻｰﾋﾞｽのコーナーでVISAが使えたのだ。

　FAXだって電話に変わりはない，そう思って受話器を上げたら，案の定使えた(^^

　弟に飛行機が遅れることを電話して一安心。

　そして，タバコでも吸おうと思ったが，何処も殆ど禁煙だった・・・

　空港内をうろうろしていたら，レストランみたいなところで客がビールを飲みながらタバコを吸っていた。

　　　　お，あそこでビールでも飲んでタバコを吸おう

　そう思って着席すると，ウエートレスが来て　Watt　kind？

と注文を聞いてきた。

　　　　Beer　please

と言ったが，色々種類があった。

　メニューを見ても，なんとか判るのがHeineken　と　BUDWEISER　だけ。

　しょうがないので　Heineken　pleaseと頼んだ。

　別に，Heinekenが飲みたかったわけではないが・・・・・(^_^;)

　１時間そこで時間をつぶしてゲートに行ってみた。

　すると・・・・・次回に続く(^^


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アメリカ旅行記６

　翌日は，娘の入学許可をもらうために地元のhigh schoolに行った。

　いきなり行ったので結構待たされ，担当の人が弟と話したが，Booはさっぱり何を言っているのか判らなかった。(^_^;)

　そして

　　　ワンセカンド

と言って部屋を出て行った。

　　　ワンセカンドって１秒だよね
　　　部屋出て行くだけで５秒くらいかかってるんだけど・・・

　そう言うと，弟は

　　　直訳したってダメ
　　　まあ，日本だったら「ちょっと失礼」ってとこかな

と説明してくれた。

　そして，約２０分（１秒どころではない(--;)）待って戻ってきた。

　そして

　　　入学許可するから，新学期からすぐに登校するように

とのことだった。

　　　ちょっと待った(;ﾟﾟ)
　　　まだF１ビザもらってないんだけど(;ﾟﾟ)

と言ったが，先方曰く

　　　こっちの移民局で手続きすれば大丈夫

とのことだった。

　　　なんだ，そんな手続きがあったのか

と，一安心。（実は，後日大変なことに・・・）

　翌日，弟が仕事だったので，Boo達はみんなで車で出かけることにした。

　もちろんBooが運転(^^

　しかし，左ハンドル，右側通行は，なれるまで大変。

　途中，赤信号の右折待ちをしていたらクラクション鳴らされた(--;)

　　　なんで，なんで？？

　そう思ったら，アメリカは，右折の際は車が来なければ曲がってもいいことになっていた。

　まあ，日本でいえば赤信号で左折するようなもんだ。

　確かに，車が来ないのにずっと待っているのは無駄かも・・・・

　アメリカって合理的だ(^_^;)

　それと，駐車場に駐車するとき，バックで駐車するのはBooだけだった(;ﾟﾟ)

　みんな，頭からつっこんで駐車していた。

　日本の「出船の精神」はないみたい。

　でも，身障者マークのところに止めると逮捕される。(;ﾟﾟ)

　日本みたいにいい加減ではない。

　スーパーは２４時間営業で，どこでもカードが使えた。

　だから，セブンイレブンはあんまり流行っていなかった。

　あと，アメリカ人はやたらの愛想がいい，(^^

　ベンチに座っていて，ガードマンと目が合ったら，向こうが

　　　ハーイ！

と手を挙げてくるし，狭いところを車で通るときは，歩いている人が誘導してくれた。

　弟の家の近くの人は，Boo達を見ると必ず手を挙げて気さくに挨拶してくれた。

　郵便はポストを探さなくても，自宅のポストに入れて，ポストの矢印みたいなやつを立てておくと郵便屋さんが持って行ってくれる。

　生ゴミは，台所に穴があって，そこに入れると下水道みたいになっていて，ゴミ出しする必要がない。

　弟が

　　　もう，日本に帰りたくない

というのがよくわかる。

　子供の保護も徹底していて，弟の家から小学校までは２００メートル程度なのに，必ずスクールバスに乗せて通学させなければならない。

　６歳以下の子供だけで家に置いておくと，保護違反で逮捕される。

　徹底した保護体制だった（まあ，治安が悪いからなぁ・・・）

　夕方，弟から電話があり，帰ったらゴルフに行こうと誘われた。

　　　午後７時からゴルフ(;ﾟﾟ)

と思ったが，夏は，午後９時半ごろまで明るかった。

　みんなで，近くのゴルフ場に行ったが，なんと，１人１２＄（１２００円）くらいだった，やすっ(;ﾟﾟ)

　そういえば，消費税も品物によって全然違う。

　ビールはスーパーで８０円位（３５０の缶ビール）だったけど，贅沢品はやたらと高い。

　なんでも，生活必需品は安く贅沢品はすごく高くしているみたい。

　テレビも１００チャンネルくらいあったけど，見ても何を言っているのかさっぱりだった。

　特に，ニュースはやたらと早口で喋る。

　３年いる弟でさえ，７割くらいしか判らないらしい。

　そんなこんなで，１週間アメリカの生活を満喫して，娘を置いてBooが帰国することになった。

　しかし，帰りにとんでもない目にあった・・・・次回に続く(^^

　




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アメリカ旅行記５

　Ｔボーンステーキを注文。

　　　でかい(;ﾟﾟ)
　　　厚い(;ﾟﾟ)

なんかボリュームに圧倒された。

　しかも，みんなでビールを飲んでるし・・・・

　　　ん？

　　　誰が車運転して帰るんだ？？？

　一応，Booも国際免許は取得していったけど・・・

　弟いわく

　　　心配ない，俺が運転して帰る

　　　いつものことだ

だって(;ﾟﾟ)

　　　捕まるんじゃないの？
　　　やばくないか？

って聞いたら，違反したり事故ったりしなければ大丈夫だって（飲酒運転だけで，充分違反だと思うけど・・・(--;)）

　日本と違ってアメリカは交通検問がなかったのだ。

　だから，目立つ違反や事故がなければ停止させられない。

　まぁ，日本じゃ，人生を掛けないとできないけどね。

　感心したのは，弟と子供達が英語ペラペラだったこと。

　もっとも，３年も住んでいればそうなるか・・・

　しかし，弟の嫁さんはあんまり得意じゃなかった(^_^;)

　アイスクリーム食べに行って，注文するとき

　　　バニラプリーズ

と，バニラアイスを注文したにもかかわらず，出てきたときは「バナナ」がトッピングされていた。

　vanillaの発音が悪くてbananaに聞こえたらしい。(--;)

　嫁さんの逸話は色々ある。

　アメリカは土地が広く，弟の家も広大な庭がある。

　また，近所付き合いも頻繁で，よく隣人や付近の人達と庭でバーベキューをする。

　そんなとき，食べたり飲んだりの他にもバレーボールして楽しんだりする。

　あるとき，隣とバーベキューをしながら，親子対決バレーボールを弟と子供達が楽しんでいた。

　両家族の嫁さん同士は飲みながら見物。

　バレーで力んだ弾みに，弟が放屁してしまった(^_^;)

　それを聞いた弟の嫁，キャハハ(^◇^)・・・

　　　キャシー，キャシー（となりの奥さんの名前）

　　　マイ　ハズバンド　イズ　プープー

と言ってしまった。(;ﾟﾟ)

　アメリカで，おしっこは「ピー」だけど，「プー」はウンチだった(--;)

　多分，隣の家族に

　　　日本人はバレーボールをしながらウンチを漏らす

と思われたに違いない・・・・
　



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アメリカ旅行記４

　インフォメーションの女性曰く

　　　The gate of this ticket changed to G17.

だって(;ﾟﾟ)

　つまり，ゲートがG17に変更になったと言うのだ。

　多分，アナウンスが流れたんだろうけど，判るわけないわ（｀´ﾒ）

　デトロイト空港は，なが～い廊下というか建物で，G7からG17までははるか彼方である。

　娘に

　　　大変だ，走るぞ！

と言って，二人で全力疾走した。

　クタクタになって，何とか時間ぎりぎりでG17に到着。

　間に合った～(^_^;)

　デトロイトから，ピッツバーグまでは，飛行機で一時間。

　もうすぐ到着である。

　しかし，飛行機が狭い。

　そこに，すごいデブっちょの女性が座っている(--;)

　アメリカのデブっちょさんは，日本の比ではない。

　ホントにでかい。

　シート1.5人分は使っている。

　隣でなくて良かった。

　そして，ようやくピッツバーグに到着。

　弟が，でっかいシボレーで迎えに来ていた。

　弟の家までは，車で約１時間。

　アメリカの広い道路でガンガンとばすかと思ったら，以外と安全運転？？

　なんで？？

　すぐに判った。

　パトカーがやたらと道路脇に止まっている。

　州警察と市警察が入り交じって，すべてのパトカーにレーダーが付いている。

　つまり，そこいら中で速度取締をしているのだ。

　これじゃぁ，速度違反なんて出来ないわ。

　そこうしているうちに，弟の家に到着。

　現地時刻で夕方だった。

　当日は，みんなで外食しようということになり，車でステーキを食べに出かけた。

　そして・・・・・次回に続く(^^ 　　



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アメリカ旅行記３

　そっくりさんに言われたバスに乗り込んでみたものの，それまでの状況から，そっくりさんの言うことは当てにならないと思い，念のため運転手さん（黒人で怖そうだった・・）に乗り換えのチケットを見せてみた。

　案の定，そのバスは違った・・・・・(--;)

　運転手さんの指さしたバスに乗り込み，無事発進。

　すると，後ろから誰かが肩をたたいた。

　振り向くと，そこには飛行機の中でタバコを吸わせてやった韓国の男性がニコニコしていた。

　先方は，すっかり友達気分のようで，英語でペラペラ話しかけるがさっぱり何を言っているのかわからん。(^_^;)

　Ｂｏｏ達が英語が苦手だと悟った先方が，ゆっくりと

　　　what　is　your　purpose？

と聞いてきた。

　　　ふっ・・・
　　　いくら英語が苦手でもこのくらいなら俺でも判るわい

と思いながら

　　　ピッツバーグ

と答えた。

　もちろん，相手は固まった(--;)

　　　え，なんで固まるの？
　　　発音悪かったかなぁ・・・

そう思って，更に

　　　Ｉ　goto　Pittsburgh．

と答えた。

　相手は，苦笑いしながらうなずいた。

　　　やっと通じたわ

と，喜んでいたが，実は，Booは大きな勘違いをしていたのだ。

　　　purpose

は，Booの記憶では「目的地」のハズだった・・・・

　あとで，弟に話したら大笑いされた。

　「目的地」ではなく「目的」だった・・・

　つまり，「アメリカに何しに来たの？」と聞かれて，ピッツバーグと答えてしまったのだ。

　　　そりゃあ，相手が固まるわけだ・・・・(--;)

　そんな，恥をかきながらも，なんとかゲートに到着。

　チケットにある「G7」のゲート前で娘と二人でボーディングタイムを待った。

　時間は１時間半くらいあったから，娘とドリンクを飲んだり，空港内を見物したりして過ごした。

　しかし，いつになっても「G7」のカウンターに人が来ない？？

　チケットを確認しても「G７」に間違いない。

　出発１５分位前になっても誰も来ないので，さすがに心配になった。

　そこで，近くにあったノースウエストのインフォメーションに行ってチケットを見せ

　　　What time is boarding time of this gate?

と聞いてみた。

　すると・・・・・次回に続く(^^


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ブログサボっちゃいました(__)

　いやあ，このところ，調査が深夜まで続いてすっかりブログサボってしまった。(--;)

　さすがに，寝不足(^_^;)

　今日は，北海道の洞爺湖サミットの応援で行っている県警の後輩（２４歳）から，地ビールとチーズが送られてきた(^^

　たぶん，これから地ビール飲んでバタンキューかな・・・・

　ちなみに，応援部隊は登別温泉のホテルに宿泊だって・・・うらやましい

　（本人は，「もう飽きた」とか言ってる・・・贅沢な（｀´ﾒ））

　でも，この後輩，赴任地から地元の名物送ってくれたり，なにかと気を遣ってくれる。

　現職なら，今後の面倒を見てもらうという下心もあるかもしれないけど，退職してからもずっとこうである。

　現職時代，強盗の捜査なんかで，逃走経路などの見分で全力疾走させたり，長距離走らせたりしてけっこう無理させたけど・・・・

　まあ，本人は体力の固まりみたいなやつで，趣味はキックボクシング。

　今年の２月，東京で初試合して，１ラウンドＫＯ勝ちだった。(;ﾟﾟ)

　（やはり，強盗捜査で鍛えたからかな・・(^_^;)）

　北海道洞爺湖からの写メールは，防寒着を着ていたから，どうしたのか聞いてみたら，気温４度だって言ってた。

　環境が全然違うので，健康に気をつけて頑張ってきてもらいたい。

　と，いうところで，Ｂｏｏも疲れたので地ビールいただいて寝ます。

　おやすみなさい。(-.-)　


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アメリカ旅行記２

　カーテンを開けると，そこには座ってくつろいでいるCA達が・・・

　いやあ，あんなにくつろぐものかと思うくらいくつろぎきっていた(^_^;)

　Booがカーテンを開けたのでビックリしたみたい。

　　　スコッチプリーズ

と注文すると

　　　one？

と聞いてきたので

　　　Two

と言うと

　　　オー，No

といいながらも，ミニボトルを２本くれた(^^

　そして，また間寛平のそっくりさんと飲んだが，そっくりさん曰く

　　　みんな，時差ぼけするけど，あれは飛行機の中で寝るからなんだ。
　　　ずっと起きていれば時差ぼけしない。
　　　だから，私はいつも飛行機では寝ないことにしている。

と熱弁を振るった。

　しかし，Booは，しばらくすると眠くなったので寝てしまい，目を覚ますと，ちょうどCAさんがワゴンで飲み物を配っていた。

　しかし，Booのところで停止して先にすすめない。

　なぜかと言うと，間寛平そっくりさんが爆睡して，通路に上半身が傾いていて通れないのだ(--;)

　しょうがないから，Booが体をおこしてやったが，まったく起きる気配無し。

　　　たしか，時差ぼけするから飛行機では寝ないって豪語してたのに・・・・

　いい加減なやつだった・・・・・

　当時は，まだ，後ろの何列かは喫煙席で，Booも喫煙席に座っていた。

　喫煙席以外でタバコを吸うと，なんでも，連邦航空法違反で捕まるらしい。

　しばらくすると，日本人と思われる人が来て英語でぺらぺら話しかけてきた。

　　　日本人だったら日本語で言ってくれないかな

と思ったが，なんとなく

　　　タバコを吸いたいので，しばらくこの席に座らせてくれ

と言っていることがわかった。

　　　Ok

と，席を譲り，Booは後部の通路で外を眺めていた。

　すると，さっきの，人がお礼に来た。

　よく聞いてみると韓国人だった。

　彼は，野球が好きらしく

　　　Do　You　know　Nｏｍｏ？

と聞いてきた，片言でちょっと話して，当時ジャイアンツで活躍していた韓国人選手の孫（ソン）を褒めるとすっかり上機嫌だった。(^^
（この韓国人，アメリカでもう一度会うことになる・・・）

　席に戻り，めんどくさい入国書類を書いていると，寛平そっくりさんが目を覚ました。

　Boo達の目的地はピッツバーグ。

　直通便はないから，デトロイトで乗り換えである。

　そっくりさんは，デトロイトで降りる。

　そこで，また，そっくりさんの熱弁が始まった(^_^;)

　　　デトロイトの乗り換えは面倒だから，僕が途中まで付いていってあげるよ
　　　何回も行っているから，庭みたいなもんだし・・・

と，自慢げに説明する。

　　　そうですか，こっちは右も左も判らないのでよろしくお願いします。

と案内を頼んだ。

　そして，搭乗して８時間ちょっと，やっとデトロイト空港に到着した。

　飛行機を降りターミナルに入る。

　　　でかい(;ﾟﾟ)

思っていたよりでっかい空港にビックリ(^_^;)

　娘は

　　　お父さん，アメリカのにおいがする

とはしゃいでいる。

　　　んなわけ無いだろ

と思いながら，そっくりさんに付いていく。

　ところが，乗り換えと入国は途中で二手に分かれていた。

　そっくりさんは

　　　あれ？
　　　この先，別だったかなぁ？
　　　じゃぁ，この階段降りて右に曲がるとバスがあるからそれに乗って
　　　僕はこれで

と行ってしまった。

　当てにならん調子のいいやつだった・・・・(--;)

　そして，そっくりさんの言うバスに乗った。

　ところが・・・・次回に続く(^^


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アメリカ旅行記１

　Booの長女が高校２年生の時，１年間アメリカに留学させた。

　ちょうど，SONYに勤務している弟がアメリカに転勤になって，向こうで家を買って住んでいたので，弟の家に居候させてもらうことにしたのだ。

　アメリカに留学するには「Ｆ１ビザ」が必要で，アメリカ大使館に申し込んで取得しないといけなかった。

　しかし，電話がなかなか通じない（多分，留学生はみんな経験してると思う）

　それに，親の残高証明やら，やたらと面倒で時間がかかる。

　そもそも，先にアメリカのhigh schoolで入学許可が必要だった。

　それで，とりあえずアメリカの学校に入学許可をもらいに娘と二人で観光ビザでいくことにした。

　恥ずかしながら，Booは海外に行くのは初めて。

　もちろん娘も初めて(^_^;)

　旅行社のお姉さんの

　　　　えっ，二人とも初めてなんですか？

という驚いた顔と

　　　　たぶん大丈夫だと思います

と言ったときの引きつった顔はまだ覚えている。(--;)

　そして

　　　　日本と違って向こうは時間にルーズなので気をつけて下さい。
　　　　
　　　　時間通りだと思ったら大間違いですよ。

と，更に不安になるアドバイスをしてくれた。(._.)

　出発当日，長岡駅で娘と新幹線ホームに向かっていると，娘の友達数人と出会った。

　　　　どこに行くの？

と聞かれた娘が

　　　　アメリカ

と答えたときの友達のきょとんとした顔も面白かった。(^^

　そして，成田空港に到着，なんとか飛行機に乗り定刻に出発（さすが日本！）

　機内で，CA（キャビンアテンダント）を見ると，殆ど外人（ノースウエスト航空だからあたりまえだけど・・・）

　ドリンクは，ビールかウイスキーでも飲んでゆっくり寝ようと思ったけど，頼み方が判らない。（だって，CAに日本語通じないんだもの・・・）

　しょうがないから

　　　　コークプリーズ

と，コーラを頼んでしまった（全然飲みたくなかったけど）

　ところが，通路を挟んで隣に座っている男の人（間寛平さんにそっくりだった）がウイスキーを飲んでいた。

　　　　それ，どうやって頼むんですか？

と聞いたのが間違いだった。(--;)

　その人，アメリカは何回も行っているらしくて，Booが初めてだと言ったら得意になって色々説明しだした。

　話し好きらしく，止まらない(^_^;)

　なんだかんだと，二人でスコッチ３本位ずつ飲んで，片言の英語が通じると，すっかり図に乗ったBooは

　　　　じゃあ，俺がもっともらってきます

とCAのところ（台所みたいなとこ）に行った。

　カーテンが閉まっていたので，「エクスキューズミー」とカーテンを開けると・・・・次回に続く(^^



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Boo事件ファイル（パトカーの屋根の文字）

　パトカーの屋根を見ると漢字と数字が書かれている。

　例えば「中央１」とか「東１」とか・・・

　あれは，無線呼称を略した文字である。

　パトカーの無線呼称（無線局名）は，所轄の場合，署の名前と番号になっている。

　新潟東警察署のパトカーであれば「新潟東１」とか「新潟東２」とかである。

　ちなみに，交通係のは「５」が付く，つまり「新潟東５１」とかである。

　刑事の捜査車両は「７」・・「新潟東７１」とか・・・・

　もちろん，捜査車両の屋根には文字はない（当たり前だけど・・・）

　では，パトカーの屋根の文字はなんのためにあるのか？

　屋根が見えるのは高いところからである。

　そう，あれは，ヘリコプターから見えるようになっているのだ。

　事件や，事故現場にヘリコプターが出動することはよくある。

　そういうときに，無線を使いパトカーと連携するが，そういったときに，パトカーが何台もいるとどの車両と通話しているのか上空から見てもわからない。

　そのために，パトカーの屋根には文字が書かれているのだ。

　そう思って，パトカーを見ると面白いかも(^_^;)

　


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走行車線と追い越し車線

　車で尾行中，新潟西バイパスを通行。

　高速道路ではないが，制限速度は８０Ｋｍ／ｈである。

　片側２車線・・・ということは，右側の車線は追い越し車線。

　しかし，追い越し車線を６０キロ位でトロトロとず～っと走っている車が・・・・

　走行車線の車両も６０キロ位でトロトロと・・・・

　つまり

　　　両車線がふさがっていて追い越しが出来ない（｀´メ）

　後ろには，イライラした車が行列になっているのに，まったく左による気配無し。

　パッシングしても全く気づいていない様子(--;)

　やむを得ずクラクションを鳴らしてやっと走行車線に戻った。

　こっちは，それから全速ではるか前方に行った対象車両をおいかけるハメに・・・

　追いついたからいいようなものの，失尾したらどうしてくれるんだ（｀´メ）

　追い越し車線を，ずーっと走っていると

　　　　通行区分違反

で捕まるの知らないのかな？

　でも，けっこう，こういう人いるよね(^_^;)



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Boo事件ファイル（雪国なのに・・・）

　東北電力巻原子力発電所計画が騒がれ，県庁での説明会阻止や抗議に反対派が活動していたころ，第二機動隊として県庁警備に出動した。

　折しも，時期は真冬・・・

　路面は，凍ってツルツル状態だった。

　警備は大がかりで，警視庁はじめ関東管区機動隊が続々と応援に来ていた。

　当時，Booは警察官になって２年目くらいの超下っ端(^_^;)

　本来の仕事の他に，輸送車の運転やら，食事の準備やら悲惨な勤務。

　深夜，部隊が移動中，方々で

　　　　バタン，ガタン

と音がする。

　大盾をもって移動中，革製の警備靴が凍った路面で滑り，隊員があちこちで転倒している音だった。(--;)

　Booも転びはしないものの，ツルツルの路面をヨタヨタ状態で移動した。

　しかし，県外から来た応援部隊はまったく微動だにせずに移動していく(;ﾟﾟ)

　　　　なんで？
　　　　雪のないところの部隊が転ばないんだ？？

　そう思ってよく見ると，みんなアイゼンを装着していた。(;ﾟﾟ)

　新潟は雪が降るし凍結するからと，アイゼンを装備していたのだ。

　それに引き換え，新潟の部隊にはアイゼンは無かった。

　なんで，滅多に雪国に来ない他の応援部隊にアイゼンがあって，雪国の部隊には無いんだ（｀´ﾒ）

　やはり，上層部の危機管理意識が違うのだ。

　　　　うちの上層部も見習えよな

と思いつつ，ヨタヨタ移動した。

　　　　バタン，バタン

の音は，いつまでも聞こえていた・・・・　


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交番に行ったら・・・・

　浮気調査の関係で，住宅明細図が必要になった。

　手っ取り早く，交番で見せてもらおうと近くのS交番に行った。

　忙しかったから，知り合いがいない交番でさっさと見て帰ろうと中を覗いたら，知らない若い警察官が1人だけだった。

　しめしめと思って，近くに車を止めて交番に向かい入口付近まで行ったら，突然交番のパトカーが戻ってきた。

　運転していた警察官がBooを見つけ

　　　　あ～，久しぶり～

　えっ，と思ってよく見ると，なんと警察学校の同期だった(--;)

　　　　ありゃぁ～

と思って助手席の警察官を見ると，なんと，よく知っている先輩だった(--;)

　　　　まあ，入れ入れ

と促され，交番に入ると，入口付近に交番相談員（不在交番対策で，定年になった警察官を相談員として交番に置いている）が

　　　　おっ，久しぶり～

と言うので，よく見ると，かつてお世話になった鑑識係長だった(;ﾟﾟ)

　ちょっと地図を見て帰るつもりが，半ば強制的に奥の机に座らされ，コーヒーをごちそうになり，更にタバコまでもらって長々と昔話や近況を話すハメに(^_^;)

　やっぱり，２６年も勤務すると，どこに行っても知り合いの警察官がいる。

　依頼人と会う約束だったので，ぎりぎりまで話して交番を後にした。

　急いでいるときに限って，なんで４人中３人も知り合いが・・・・

　でも，みんな，暖かく迎えてくれてうれしかったな～

　こんど，差し入れでも持って行ってやろっと(^^

　


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