アメリカ旅行記８

　まだ，飛行機の準備は出来ていなかった。

　しょうがないから，空港内をウロウロと見物した。

　免税店をブラブラしていて，日本人のおばちゃん店員と仲良くなった。

　　　　あんた，運が悪いねぇ
　　　　こんなこと，１年に一度あるかないかだよ

と，励まされた？？

　なんだかんだと，ゲートに行くこと８回(;ﾟﾟ)

　つまり，デトロイト空港に１人で８時間もブラブラしていたのだ(--;)

　おかげで，デトロイト空港は隅々まで見物した(^_^;)

　８回目にしてようやく変わりの飛行機の準備が出来，やっとの思いで帰国した。

　しかし・・・

　成田に着いたのが午後９時過ぎ（｀´ﾒ）

　新潟に帰る電車はない。

　しょうがないから，上野駅近くのビジネスホテルに宿泊。

　夕食は，近くの居酒屋で真っ先に牛タンを食べた。

　久しぶりの日本食だった(^^

　翌日，朝一番で新幹線に飛び乗りなんとか出勤した。

　途中，新幹線から外の景色を見て

　　　日本て狭くて家が小さいなぁ・・・

としみじみ思った。

　その後，３ヶ月して娘が一時帰国した。

　結局，アメリカ国内ではF1ビザがもらえず，観光ビザで在留していたのだ。

　観光ビザは３ヶ月しか滞在できないから，一旦帰国させ，一週間ほどしてまたアメリカに行かせた。

　ところが，入国審査で，学校の教科書とかが見つかって，向こうの入管に捕まってしまった(;ﾟﾟ)

　普通であれば，もちろん強制送還され，数年はアメリカに入国できない(--;)

　しかし，弟が事情を説明し，学校側が手続きを勘違いしたことでF1ビザがとれなかったことを判ってもらえた。

　そして，条件付きで入国が許可された。

　条件というのは，「留学期間が終わるまで一切出国しないこと」つまり，学校の学期がおわる翌年７月までアメリカから出てはいけないという条件だった。

　元々，途中で帰国させるつもりはなかったから，こっちにとっては願ったりかなったりである。

　アメリカはおおらかな，いい国だ(^^

　弟は，アメリカに８年滞在して帰国，２年後スペインへ転勤，今はスロバキアにいる。

　自分の弟ながら，世界を股に掛けていると思うとすごいわ。

　知らないうちにスペイン語もペラペラになっていたが，さすがにスロバキア語はちんぷんかんぷんで悪戦苦闘しているらしい・・・・



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