30年に一度の大型事件である。
と,いうことは,誰も経験がない(;゚゚)
つまり,何をどうやって捜査していいのかわからなかったのだ(*_*)
これ,ホントの話です。
そこで,当時県警捜査二課で特捜班長だったBooが「他県で勉強して資料もらってこい」と言われ,既に,銀行倒産による特別背任事件を処理していた北海道警察本部と,大阪府警察本部に行き捜査書類を見せてもらったり,写しをもらったりした。
特に,大阪では参考になる資料が多く,係長2名を連れて大阪府警を訪れた。
当時の大阪府警の特捜班長は,暴力団係あがりの人で,迫力満点(@_@)
BOOは
忙しいのに迷惑なんだろうなぁ,悪いなぁ
と思っていた。
しかし,難しい事件だけあって,すごく親身に対応してもらった。(多分,巨悪に立ち向かう同志と思ってくれていたみたい)
事前に,捜査書類は全部用意してくれてあったが,その数,大型ドッジファイル30冊以上・・・
それを,3人で手分けして見て,なるべく早く終わらせて大阪府警の邪魔にならないようにと,必要な書類に付箋をつけ,その後コピーしようとした。
すると,大阪府警の班長曰く「まどろっこしいことせんで,みんなコピーしましょ」と言ってくれた。
ありがたいけど,一日じゃ終わらない・・・・
と思った矢先,「コピーもこっちでやりますから」と,なんと,特捜班員総出でコピーしてくれたのだ。
こちらが手伝おうとすると「いいから,いいから」と全部やってくれた。
(3人は見ているだけ・・・心苦しくて,S係長に強制して手伝わせた・・・ちょっとだけ)
書類と場所とコピー機を借りるだけでもありがたかったのに・・・・
しかも,「夕食,予定なかったら一緒に」と言ってくれ,特捜班の有志を集め(というか全員),ミナミの料亭で懇親会までやってくれた。
ちなみに,いつも飲むと良く喋るS係長・・・やはり絶好調で喋りまくっていた・・・初対面なのに(--;)
翌日,お礼を述べ,段ボール箱の資料を送るべく運ぼうとすると「そんなの,こっちでやりますから」と,若手の人が台車を用意してくれ,近くのコンビニまで運んでくれた。
天下の大阪府警である,決してヒマなハズはないのに,忙しさをおくびにも出さず,親身になって協力してくれホントありがたかった(;_;)
大阪府警の人情の厚さをしみじみと感じた。
その後,新潟中央銀行の捜査が終わり,逮捕が報道されるとすぐBooの卓上の電話が鳴った。
「やりましたなぁ,おめでとう,ご苦労さんでした」・・・大阪府警の班長だった。
ホントは,こっちが先にお礼の電話しなければならなかったのに・・・・
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