2008年5月29日木曜日

盗聴発見調査

 このところ,よく,盗聴されているかも知れないという盗聴発見の相談が来る。

 某探偵社の広告を見たら,盗聴発見のところに「次のような場合は盗聴されているおそれがある」というのがあった。

 どれどれ,と見てみたら,色々書いてあったが,その中に

    ・ 頭がピリピリする

というのがあった。(;゚゚)

    頭がピリピリするほどの電波って,何ワット出せばそうなるんだ(--;)

ちょっと,ビックリ(^_^;)

 電波は,アンテナ(空中線)から発射される。

 その強さ(空中線電力)は,警察無線だって10ワットである。

 アマチュア無線をやっていたころ,100ワットで通信したこともあったが,体に感じることはない。

 ちょっと,やりすぎのような・・・・・

 まあ,広告は自由だけど・・・・

 そういえば,先日,盗聴発見の依頼をうけ調査に行ってきた。

    電話するといつも雑音が入る
    テレビにも人の声が入る

ということだった。

 依頼人の家で電界強度計のスイッチをいれ,アンテナの向きを変えたら針が動いた。(;゚゚)

    あれ,盗聴器あるのかな?

と思って,慎重に調査を続ける。

 電波の発信されている方向はなんと壁・・・・

 おかしいと思って外に出てみた。

 すると,家とは反対方向から電波が来ている。

 しかも,電波が出たり消えたり(?_?)

 慎重に方向を特定し,その方向を調べたら・・・・

    あった・・・・

 盗聴器ではなく数十メートル離れた家にでっかいアンテナが・・・

 アマチュア無線のアンテナだった。

 しかも,本格的に鉄塔を建て,VHF帯のGP(グランドプレーン)アンテナの他にHF帯の八木アンテナ・・・

 電話やテレビの雑音の原因は,近所のアマチュア無線だった。

 たぶん,アンテナの調整が良くできていないのだ。

 アンテナはSWR計を使って波長に合わせて綿密に長さを調整しないと,本来の周波数の電波の他に別の電波が輻射され,テレビに雑音が入ったり(TVIと呼んでいる)電話線から雑音が入ったりする。

 依頼人に計器を見せながら説明したら,ホッとしていた。

 本当は,盗聴されているかも知れないので再来月あたり引っ越そうかと思っていたが,原因が盗聴でないのなら引っ越さなくて済んだと喜んでいた。

 やっぱり,喜んでもらうと,この仕事していて良かったと思う。(^_-)

 でも,アマチュア無電やるときは,近所の迷惑にならないようにちゃんと調整して欲しいもんだ。(`´メ)

 



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