刑事と弁護士と探偵の関係,それは,全く相反している。
刑事時代,弁護士は目の上のたんこぶであった。
刑事も弁護士も法をを守り正義を実現するという使命は一緒であると思う。
しかし,刑事は犯人を起訴してもらい有罪を勝ち取るために全力で取り調べと裏付け捜査をする。
弁護士は,犯人の立場で警察捜査に不備があれば追及し,犯人の罪を軽くし出来れば無罪を勝ち取ろうとする。
まあ,明らかな暴行や傷害であれば無罪はないが,背任や業務上過失事件など,本人の意志と知識が問題になる事件ではそのとらえ方によって有罪か無罪かが分かれる。
そんなとき,刑事幹部は,自分が弁護士だったらどうするかを考え判例を紐解き弁護士のあらゆる追及に耐えられる捜査をする(多分,自分はそうしていたから,他の刑事幹部も一緒だと思うけど・・・)。
しかして,刑事にとって弁護士は適正捜査を推進する上での監視役のような存在であり,いわば,敵味方の関係になる。
まあ,それで適正捜査が保たれているのだと思うけど・・・
ところが,探偵と弁護士は依頼人の立場で依頼人の要望に応えるという点で共通の目標を持つ。
探偵は仕事柄,最終的には依頼人に弁護士を世話することになるし,弁護士だって訴訟で探偵の集めた証拠は役に立つ(と,思う)。
探偵になって,刑事時代目の上のたんこぶだった弁護士がなぜか親しい存在に感じられてきた。
いずれにしても,依頼人のため全力を尽くしていきたいと思っている。
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